任意整理について詳しくなりたい人必見!メリットとデメリット!

債務整理について知っておきたい事!

多額の借金の返済で悩み、滞納で困っている人は、債務整理を行うことによって、借金問題を解決することができます。債務整理にはさまざまな方法がありますが、借金額やその人の置かれている状況などをいろいろ考慮しながら、その人に適した債務整理を選ぶことが重要なポイントとなります。

任意整理とはどのような手続きですか?

債務整理の中でも、比較的多く利用されているのが任意整理です。任意整理は、これまで払い過ぎていた利息を元本に充てることで、減額することができた借金を原則3年〜5年間程度で返済していくという方法になります。

任意整理は、非常に高度な法律の専門知識や交渉力などが必要となってくるため、基本的には、弁護士に相談して行うことになります。

そして、弁護士が債務者の代理人となり、返済額や返済期間について債権者側と交渉しながら和解していくことになります。債務整理の手続きの中でも、裁判所を通さない手続きの方法であるため、任意整理と呼ばれています。

任意整理のメリットとデメリット!

任意整理のメリット第5選!

任意整理のメリットについては、大きく分けると以下の通り5つあります。

  • メリット:その1

任意整理を行う際のメリットについては、借金の取引開始時までさかのぼり、利息制限法の上限金利である15%〜20%に基づいた引き直し計算を行うことによって、借金を減額できるということです。

そして、依頼した弁護士の交渉により、長期分割の和解案がまとまると、月々の借金の返済額はその減額された分だけ少なくて済むことになります。

また、引き直し計算を行った時に、もし、過払い金が発生していた場合には、それも借金の返済に充てることができるため、トータルの借金額が大幅に減る可能性が高くなります。

  • メリット:その2

弁護士が債権者と交渉することにより、今後発生する利息である将来利息をカットすることが可能です。

  • メリット:その3

任意整理は、借金が帳消しになる自己破産とは違って、財産が処分されたり、手続期間中に一定の職業に就くことができないといった資格制限はありません。

  • メリット:その4

任意整理では、各債権者と個別に和解をしていくものであるため、債権者を選んで交渉できるというメリットがあります。例えば、自動車ローンが残っている場合は、任意整理をするとローン会社から自動車が引きあげられてしまうこともあるため、その場合、任意整理をせずにこれまで通り支払いを続けることも可能となります。

  • メリット:その5

任意整理を弁護士に相談し、依頼することが決定した場合、その時点で借金の督促や返済がストップするため、大きな悩みの種となっていた厳しい借金の取り立てからも解放されることになります。

任意整理のデメリット第2選!

任意整理のデメリットについては、大きく分けると以下の通り2つあります。

  • デメリット:その1

任意整理を行った場合には、利息制限法の上限金利である15%〜20%まで借金が減額されます。しかし、多額の過払い金が発生していた場合を除き、引き直し計算を行ったとしても、自己破産のように借金が帳消しになってしまうようなことはまずありません。

また、最初の借金をした時の金利が、利息制限法の上限金利の範囲内であった場合については、引き直し計算を行っても、ほとんど借金を減額することはできません。

  • デメリット:その2

自己破産や民事再生などと同様に、任意整理を行った場合には、信用情報機関に事故情報が登録されることになります。いわゆるブラックリストに載るということです。任意整理の登録期間は約5年間といわれており、その間は新たな借金をしたり、新しくクレジットカードを作ることは難しくなります。

こちらのコラムも人気です!

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.